アジングを代表とする海のライトゲームは、数釣りも楽しめる非常にゲーム性の高い釣り方です。
たくさん釣った魚を持ち帰って食卓に添えるのも、釣りをする特権でもあります。
どうせなら、釣った魚は少しでも美味しく頂ける様に持ち帰りたいですよね。
その為には、釣った魚を血抜きや神経〆でしっかり処理するのが鉄則ですが、魚を釣る度に処理していては折角の時合のチャンスを逃してしまいます。
釣った魚を生きたままキープして、時合が過ぎて釣れなくなってから処理をして持ち帰る様にできれば獲れ高を最大限に伸ばすことができます。
釣り座で条件が良ければスカリで生かすのが間違いないのですが、その様な場所も限られてしまいます。
そこで活躍するのが、釣った魚を活かしてキープできるバッカンとエアーポンプを使った活かしバッカン。
それを手軽に可能にしてくれたのが、ダイワから出ているランガンキーパーというアイテムです。
活かしバッカンをライトゲームで活用することで、たくさんのメリットを感じます。
・釣れない時に血抜き・神経〆の処理ができるので、魚を釣ることに集中できる
・釣りに集中できるので、短いマズメ時や時合のチャンスを最大限に活かせる
・寂しい釣果になっても、釣った魚を生かしたまま海に帰すことができる
この記事では、ライトゲームで活用できる活かしバッカンについて紹介します。
ライトゲームでもっとたくさん釣りたい、釣った魚を活かしてキープしたい、という方には非常に頼りになるアイテムなので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
活かしバッカンの内容を解説
ライトゲームで活躍する活かしバッカン仕様に使うアイテムは次の3点です。
ダイワ:水くみバッカンS19
富士灯器:パワーポンプFP-2000
ランガンキーパーS30
釣った魚を活かしてキープする為のダイワのEVA製バッカンです。
アジング・メバリングといったライトゲームに使いやすいサイズ感です。
本体正面には、小さなバッカンを収納できるサイドポケットが備わっています。
ショルダーベルトも備わっているので、肩掛けして持ち運びができるので移動は楽ちんです。
このサイドポケットには、後で紹介する「水くみバッカンS19」がスッポリと収まってくれます。
収納するのに非常に便利です。
サイドにはロッドホルダーにもなるホルダーが1箇所あります。
ライトゲーム用のタックルが1本立てかけておくことができるので、休憩やタックル準備する時に重宝します。
ホルダーは貫通して底抜けになっているので、ここにタックルを入れたまま移動することもできますが、やや不安定なので非推奨です。
他の使い方として、魚を掴むためのガーグリップも丁度収まるサイズ感です。
バッカンに備え付けておくのも一つの手です。
写っているのは愛用している第一精工のガーグリップ、しっかりした造りで魚もしっかりグリップしてくれます。
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反対側には、エアーポンプを収納できるホルダーが1箇所ついています。
ここには、後で紹介する「富士灯器パワーポンプFP-2000」が丁度よく納まります。
上蓋には、30cmまで測定できるメジャーがプリントされています。
釣った魚を直ぐに計測できるので便利です。
アジングで尺アジを意識した時はよく活用します。
中蓋はメッシュ仕様になっていて、真ん中にジッパーがついています。
釣った魚をジッパーから入れることもできますし、中に魚が入ったままメッシュの中蓋を閉じて排水することもできます。
エアーポンプからのパイプを通す穴が上側に1箇所ついているので、泡を出すブクブクを入れるのもスマートにできます。
現在はランガンキーパーS30は廃盤になっていますが、現行モデルであればキーパーバッカンD(A)が近い仕様のバッカンです。
水くみバッカンS19
ランガンキーパーS30に水を汲み上げるのに使用しているコンパクトなバッカンです。
こちらもダイワ製で、ランガンキーパーとメーカーを合わせました。
19cm×19cm×23cmのコンパクトな仕様なので、豆アジくらいならそのまま入れておくこともできるバッカンです。
水汲みの他、釣った魚の血抜きにも活用しています。
内側にはメモリが付いています。
意識して活用することはありませんが。
この水くみバッカンにはバランサーが付いていて、バッカンが傾いて水を汲み易い設計になっています。
ロープを巻きつけておく持ち手は樹脂製のタイプです。
結構しっかりした質感で、耐久性も高そうです。
このバッカンは丈夫なEVA製ですが折り癖がついているので、水を汲まない時は簡単に折りたたむことができます。
先に紹介したランガンキーパーS30のサイドポケットにスッポリと収まってくれるので、収納も楽ちんです。
水くみバッカンS19は現行モデルでも販売中ですが、同じくダイワから出ている「ポータブル活かし水くみ」でも同じ様に使える上、短時間の釣行であれば単体でも使い勝手が良さそうです。
こちらはクリアタイプもあるので、釣った魚の鑑賞もできて楽しそうです。
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パワーポンプFP-2000
ランガンキーパーS30に使っている富士灯器製のエアーポンプです。
作動音も比較的静かで、空気の配送量も十分以上に備わっています。
ランガンキーパーS30のエアーポンプ用ホルダーに狙って作ったかの様に丁度よく収まってくれます。
ホルダーからの抜け防止用の付属されている金具を取り付けることで、ホルダーから落ちることを防止できます。
ポンプの力は3段階で調整できますが、ライトゲームで釣った魚(アジ、メバル等)であれば弱〜中の強さで十分です。
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活かしバッカンのデメリット
足場の悪い所で運用しにくい
釣り座の直下に水面がなくてスカリを使えない所でも、釣った魚を生かしておける活かしバッカンですが、テトラポットや形状が不安定な磯場の様な場所では運用は向いていません。
運用できなくはないですが、不安定な場所ではバッカンを転倒させた時に落下させるリスクがあるので、おすすめはできません。
活かしバッカンシステムによるメリット
釣った魚を活かして鮮度をキープできる
釣りを終えて帰るまで釣った魚を生かしておけるので、魚の鮮度をキープできます。
帰る直前で血抜きや神経〆の処理をできるので、美味しい状態で持ち帰ることができますね。
釣り場で処理もできますし、生かしたまま家まで持ち帰ることもできますので、使い方は様々です。
釣った魚を後で〆れるのでマズメ時・時合のチャンスを最大限に活かせる
釣った魚を釣れる度に血抜きをしている方をよく見かけますが、これはとても勿体無い光景です。
アジの様に時合が短かったり群れの移動が早い魚の場合は、血抜きをしている間に試合が終わったり群れがどこかへ移動してしまいますので、折角のたくさん釣る為のチャンスを逃してしまうことになります。
時合中に血抜きをしながらだと、次のキャストまで慌てて処理をしないといけないので釣りにも集中できずに良いことがありません。
活かしバッカンであれば、釣った魚はバッカンにそのまま入れておいても生かしておけるので、釣れなくなってから血抜き処理をゆっくり行えます。
血抜きの時間をかけないので釣りに集中でき、短いマズメ時や時合のチャンスを最大限に活かせるのが最も大きなメリットです。
小さな魚は逃がせる(無駄な殺生を減らせる)
釣れた魚が小さいけど折角だから、とりあえずキープしておこう、といったシチュエーションってありませんか?
キープしたはいいものの終わってみたらそれだけだった場合は、持って帰って食べるのにも寂しい結果になります。
折角釣ったけどいらなくなった時、死んでしまった魚を放置したり海に捨ててしまうのも心苦しい思いになってしまいます。
活かしバッカンで生かしておけば、そんな寂しい釣果になっても釣った魚は生きているので、そのまま海に帰してあげれます。
小さな魚でも命を持っています、無駄な殺生をしないで済むので心苦しい思いをしなくても済みます。
何より、帰した魚が大きくなってくれる可能性も上がるので、また次の楽しみとすることもできますね。
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まとめ:ランガンキーパーを使った活かしバッカンはライトゲームにおすすめ
今回はライトゲームにおすすめな活かしバッカンの使用例を紹介しました。
・釣れない時に血抜き・神経〆の処理ができるので、魚を釣ることに集中できる
・釣りに集中できるので、短いマズメ時や時合のチャンスを最大限に活かせる
・寂しい釣果になっても、釣った魚を生かしたまま海に帰すことができる
ライトゲームでのメリットが実はいっぱいある活かしバッカンを活用して、釣果を今よりもっと伸ばせる様になることも夢ではありません。
興味がありましたら、活かしバッカンを是非試してみてください。
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