【シマノ】20セフィアエクスチューンS86Mインプレ!約3年使い込んで体感した性能を徹底解説

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20セフィエアエクスチューンのタックル写真 【釣具】

長年エギングを楽しんできて、使いやすくて頼り甲斐のあるロッドを探していた中で辿り着いた20セフィアエクスチューン86Mのインプレをお届けします。

私がこのロッドを約3年間使い込んで体感した経験から、その性能や特徴について徹底的に解説していきます。

・軽さからよりも重量配分のバランスがよく、操作性が抜群
・振り抜けが良く、シャクリ感も軽く、一日中エギングしていても疲れにくい
・グリップの剛性感も抜群で、強いシャクリや強引なやりとりも安心できる
・1本でオールシーズン対応できるオールラウンド系のロングロッドとして使いやすい

20セフィアエクスチューン86Mは、私が初めて手にした時から、その軽さとバランスの良さに感動しました。

長時間の釣りでも疲れにくく、シャープなスイング感とキャストの精度も抜群です。

その上、高品質な素材を使用しており、スパイラルX・ハイパワーXといった技術のお陰でパワーと耐久性にも優れています。

このレビューでは、実際の釣りシーンでの使用感や性能に焦点を当て、良い点だけでなく、改善の余地も含めて詳細に解説していきます。

私が感じた使い心地やメリット、デメリットを話しますので、購入を検討している方々にとって参考になると思います。

20セフィアエクスチューン興味を持っていただいた方は、ぜひチェックしてみてください。

\軽さ・パワーのバランス感が抜群な20セフィアエクスチューン!/

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20セフィアエクスチューンについて

20セフィアエクスチューンのイメージ画像

20セフィアエクスチューンとは、どの様なロッド?

シマノのエギングロッド「セフィア」シリーズの上位モデルになるのがエクスチューン(XTUNE)

初代は2016年に初登場した16セフィアエクスチューンで、この20セフィアエクスチューン2代目となります。

セフィアシリーズの頂点としてのモデルでしたが、現在はセフィアリミテッドが登場したことにより最上位では無くなったものの、シマノ最先端の技術最高級の素材を使って作られたモデルであることには変わりありません。

 

今回インプレするS86Mのスペック

品番 S86M
全長 8.6フィート(2.59m)
仕舞寸法 130cm
自重 93g
先径 1.6mm
エギサイズ 2-4号
適合ラインPE 0.3-0.8号
グリップタイプ カーボンモノコック
本体価格 54,600円

S86M
「大きいサイズのエギを使用した、ランカーアオリイカ狙いに対応するのが「S86M」です。大型を狙う上で必要な4号サイズのエギも、ブランクスが負けることなくしっかりとした操作ができるでしょう。また、ティップ部には適度な硬さを確保しているので、重いエギでもシャープに操作できるという特性を持っています。大型アオリイカに対応したMパワーではありますが、一方で、大きな入力に対する柔軟性も確保されています。ランカークラスのアオリイカの強烈なジェット噴射にも、ロッドを曲げることでいなしながらも、最後のところで見せる粘りで主導権は譲らない、そんな底知れないポテンシャルを感じる1本ですね。また、速い潮流でも高いエギ操作性を発揮するので、晩秋から春にかけて本番を迎えるレッドモンスター狙いでも活躍が期待できます」
引用:シマノ・20セフィアエクスチューン

 

20セフィアエクスチューンS86Mのインプレ

バランス感の良さ

20セフィアエクスチューンS86Mにリールをセットした時の重心を示す画像

S86Mは8.6フィートロングロッドでありながら、重量は107gのエギングロッドになります。

今では8.6フィートでも100gを切るロッドが沢山出回っているので、特段軽さに特化している訳でなく、同価格帯の中ではオーソドックスな重量だと思います。

ですが、ロッドに使われているパーツの配分によるバランス感が良いのか、リールをセットした時に持ち重り感もなくキャストにしてもシャクリにしても手元にしっかりくる感じがします。

私は、このS86Mに組み合わせるリールとして22ステラC3000XG、もしくは23ストラディックC3000XGと組み合わせています。

シマノ(SHIMANO) 22 ステラ C3000XG 043924

210〜225gのリールと組み合わせていますが、この組み合わせによるマッチ感が良く、重量バランスが良いのかもしれません。

23ストラディックC3000XGとの組み合わせでは、重心が丁度コルクグリップの先端に当たるところにきます。

竿先が下がるわけでもなく上がるわけでも無い中間くらいにくるので、振り上げるにも下げるにも使いやすいです。

エギングをする方は、シャクリ続けることを考えて少しでも軽量なリールを選びたがりますが、長さとパワーのあるロッドと組み合わせると、キャストやシャクった時の反動が手首にもろに響いてきます。

パワー系のロッドを使う時は、多少重量があるリールを組み合わせた方が、それらの反動をリールの重さで緩和してくれるので、トータルでの疲労が軽減されます。

シマノリールでいうところのヴァンキッシュやヴァンフォードの様な少しでも軽いリールを使いたい場合は、使うロッドも短くて柔らかいロッドを使う方が良いです。

軽量性重視ならヴァンキッシュ・ヴァンフォードがおすすめ

20セフィアエクスチューンのS82MLを含む短めで柔らかいロッドには、その様な軽量リールが相性が良いです。

操作性重視ならショートロッドがおすすめ

 

振り抜けの良さ

20セフィアエクスチューンは軽量なガイドシステムXガイドが採用されています。

ガイドが軽いことにより、キャスト時のスイングスピードが上がるので振り抜けがとても気持ちいいです。

キャストだけでなく、シャクリ時でも竿先が軽いことにより軽い力でシャクれるので、長時間のエギングでも疲労軽減に繋がるので非常に助かっています。

 

リールシートの剛性感がしっかりしている

20セフィアエクスチューンS86Mを持っている画像

20セフィアエクスチューンS86Mを使う前は、17セフィアCI4+S810Mというロッドを使っていました。

2万円台半ばで購入できて、8.10フィートにも関わらず重量100gと軽量でパワーもあったので気に入っていたのですが、唯一リールシートの剛性感は気に入りませんでした。

当時は18ステラC3000XGと組み合わせて使っていたのですが、シャクっている時の時々リールシートがミシミシッっと軋む様な感触があり、思ったよりもリールシートの剛性感がなかったのが少し残念でした。

そして8.10フィートという長さを選んだのですが、使ってみて少し長過ぎた感もあったので、20セフィアエクスチューンが登場して購入を考えた時に、ロッドの長さも調整する意味も込めてS86Mを選びました。

17セフィアCI4+で不安視していたリールシートの剛性感は、20セフィアエクスチューンでは別物の様にガッチリとしていて、どんなに強くシャクってもリールシートからの軋み感はなく安心できる剛性を感じました。

 

1本でオールシーズン対応できる

8.6フィート長めのレングスですが、足を運ぶポイントが堤防やテトラ帯といった釣り座が海面より高さのあるポイントが多いので、少し長いことでラインメンディングの処理がし易く助かっています。

Mパワーで春のモンスターサイズにも対応していますが、パキパキに硬いわけではなく、パワーがありながらも適度な柔軟性があるので、秋の新子(胴長15cm〜)位でも十分に楽しめています。

これ1本でオールシーズン使っても不満がないので、私個人としては満足度が高いです。

Mでもパワーは思った以上にあるので、MLでも春イカには十分に対応可能の様に感じています。

\軽さ・パワーのバランス感が抜群な20セフィアエクスチューン!/

 

20セフィアエクスチューンのデメリット

上位モデルなので値段が高い

エギングロッド「セフィア」シリーズの上位モデルであるエクスチューンの価格帯は高めの設定になっています。

2023年4月からガイドがトルザイト→SiC仕様へ変更したことにより、53,000円~ 55,600円 (税別)の価格設定となり、実売価格で45,000円〜52,000円前後と高めの価格帯です。

私はS86Mの1本でオールシーズン使っちゃいますが、春の親イカ用、秋の新子用、長さ・パワー別で使い分けたい、といった複数本所有したい方にとっては出費が大きいのが難点です。

 

コルクグリップで好き嫌いが分かれる

23ストラディックC3000XGと20セフィアエックスチューンの組み合わせ画像1

エギングロッドのグリップはEVA製の物が多い中で、20セフィアエクスチューンはコルク製のグリップです。

硬くて握力の強い方が使っても変形しにくく、見た目の高級感も漂うコルクですが、一方で汚れた時の見た目が目立ちます。

これを嫌がってコルクグリップのロッドを嫌煙する方もいらっしゃいますが、性能として何も影響はないので私は気にしていません。

もし汚れが目立ってきて綺麗にしたい時は、シンナーを使ってコルクを吹き上げると汚れを落とすことができます。

 

20セフィアエクスチューンの口コミ評判

20セフィアエクスチューンの口コミ評判です。

ネット通販大手のAmazonでの口コミ評判がありましたので、参考にしてみてください。

Amazonでの口コミ評判

2024年5月22日に日本でレビュー済み

様々なメーカーのエギングロッドを購入しましたが、この商品が1番気に入りました。
よく曲がるのですが、パワーもあり、多少の海藻による根掛かりも、パワーでブチブチっといけちゃいます笑
セフィアリミテッドも購入しましたが、こちらの商品とあまり使い心地は変わらないので、コスパ考えると、こちらに軍配があがります。
よく曲がるので、キャスティング時の飛距離も違うような…
Lを購入しましたが、MLでも良かったかなと思ってます。

2022年8月23日に日本でレビュー済み

エバーグリーン/スラックジャークPSLS-86Lからの買い替えです。
古くなってロッドに腰がなくなってきたので、新機種を狙っていましたがなかなか手に入らず、こちらの商品を購入しました。
昨日、1回使用の感想をまとめます。
《気に入った所》
・とにかく軽い(半日ふっていましたが、快適でした)
・キャストではかなりしっかりしているのに、シャクリではビックリするほどしなやか。
(ショートジャークが楽しくなります)
・ガイドがちいさ過ぎず、ラインを通しやすい
《難しい所》
・炎天下で使用しており、帰りにセンター継ぎが抜けなくなり困りました。
(冷水で冷やして、無事ぬけました)
・ロッド本体にかなり張りがあり、固く感じるのでキャスト時は、しっかりとエギの自重をロッドに乗せ ないと、しならず飛距離が出しにくい。
(ふるキャストに自信がある方なら、十分満足されると思います)
《総評》
・ロッドの進化(素材)に驚きました。
・日本海メイン(2.0号~3.0号)方でしたら、非常に満足できる一品になると思います。
・値段は結構しましたが、とても良い買い物でした。
・参考に、バスロッドのグロリアスのカーボンモノコック部に凄く似ていたので写真を添付します。
あくまで個人の感想ですのでが、購入検討されている方の参考になればと思います。
>>詳しい口コミを見たい方はコチラ

 

まとめ:20セフィエアエクスチューンS86Mは最高のオールラウンダー

20セフィエアエクスチューンのタックル写真

20セフィアエクスチューンS86Mのインプレとして、購入してから約3年使い込んでみたことを語ってみました。

・軽さからよりも重量配分のバランスがよく、操作性が抜群
・振り抜けが良く、シャクリ感も軽く、一日中エギングしていても疲れにくい
・グリップの剛性感も抜群で、強いシャクリや強引なやりとりも安心できる
・1本でオールシーズン対応できるオールラウンド系のロングロッドとして使いやすい

エギングロッドとしての上位モデルとして申し分ない使い心地で、1ランク上のエギングを体感できます。

他にも魅力的なラインナップが多い20セフィアエクスチューン、今よりも上の世界を体感したい方は是非手に取ってみては如何でしょうか。

\軽さ・パワーのバランス感が抜群な20セフィアエクスチューン!/

 

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