アークテリクスのアルファSVを着用していて、ふとした事で、これって弱点?と思えたことがありました。
その弱点とも思えるのが、脇のベンチレーションです。
どうしてこの場所が弱点と思ってしまったのか、気づいた点を振り返って考察してみます。
最強のアルファSVジャケット唯一の弱点!?
アルファSVには、脇にベンチレーションの機能があるジッパーが付いています。
これは止水ジッパーで水が侵入しない(し難い)仕様になっているジッパーで、スライダーが2つ付いているダブルジッパー仕様になっています。
これはこれで、どこでもジッパーを閉じることができる様な仕様として設計されているんでしょうが、このダブルジッパーが思わぬ弱点となり得ることに気づきました。
>>関連記事:【アークテリクス】アルファSVジャケットをレビュー!街着の使い勝手やサイズ感を解説
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アルファSVジャケットの弱点と気づいた瞬間
あれ?っと気づいたのは釣りをしていた時の事。
この時、秋〜冬にかけての時期だったこともあり、保温用としてアトムLTを中間着としてアルファSVを着込むといったレイヤリングで過ごしていました。
>>関連記事:【アークテリクス】アトムLTフーディ(現:アトムフーディ)をレビュー!寒いは本当?サイズ感や使い勝手を解説
この時は風も強めで、この時期の冷たい北風に晒されていました。
ゴアテックスのアルファSVで風はしっかりシャットアウトしてくれているんですが、何だか脇が寒い気が……
何故か分からず過ごしてましたが、後でよくよく見て気づいたのですが、どうも原因は脇のジッパースライダーっぽい。
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アルファSVジャケットの弱点の正体は止水ジッパーでした
このスライダー同士が当たる所、よ〜く見てみると、ちょっとだけ隙間が空いています。
これは、どれだけ一生懸命ピッタリくっつけようとしても隙間ができてしまいます。
この時、スライダーの合わさる部分が胴体側にしていたこともあり、横から受けた風がジッパースライダーの合わせ目の隙間から中に入ってきてたんですね。
中間着としてきていたアトムLTは、体の脇からにかけての側面部が通気性があるストレッチフリースを使っています。
漏れて入ってきた冷たい冷気がストレッチフリースを通して更に中に侵入してきていたので、体の脇側面が寒く感じてました。
それに気づいて、ジッパースライダーの合わせ目は、腕側の端に寄せて様子をみましたが、脇側面部にあった時よりは寒さを感じ難くなりました。
防御面で死角がないかと思われていたアルファSVの、思わぬ弱点だと感じた瞬間でした。
ここだけは完全止水ではなかったですね。
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是非改善してほしい
この脇にあるベンチレーションのジッパーは、アークテリクスのシェルジャケットでしたらアルファSVに限らず、他のジャケットにも機能として付いているものがあります。
他のジャケットも仕様自体は一緒なので、同様なことは起こります。
ここは是非とも将来的に改善して頂きたいと思った次第です。
個人的には、ダブルジッパー仕様ではなく、アルファSVの胸ポケットの様なRSジッパースライダーのシングルジッパー仕様にしてもらった方が、より防風・防水性が高まると思うのですが。
スライダーも一つになるし、その分軽量化にも貢献してくれるでしょうし。
そんなことを妄想してみたりしたんですが、みなさん如何でしょうか?
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他社の脇ベンチレーション付きジャケットはどうか?
この脇のベンチレーションのジッパー、当然ですがアークテリクスだけでなく、他のアウトドアブランドでも採用されています。
知名度の高くて思いつたのは、みなさんご存知のノースフェイスのマウンテンジャケット。
こちらもアウトドア向けの機能が沢山盛り込まれた人気のジャケットです、私自身も過去に所有していました。
このマウンテンジャケットにも、脇にベンチレーションのジッパーが付いています。
マウンテンジャケットは、この脇のジッパーは止水ジッパー仕様にはなっていなかったのですが、その代わりにジッパーの上にフラップが付けられています。
フラップを閉じることで防水性を持たせてありますが、フラップがある分だけ重量は重くなります。
アークテリクスのジャケットは、そのフラップを使わずに止水ジッパー仕様にして少しでも軽量化に貢献しようとしているんですね。
こうしてみると、色々なブランドのジャケットの比較って面白いですね。
どちらがイイ・悪いを言うことでもありません、それぞれのブランドの思想でのジャケットの仕様なので、最後の最後は購入するユーザーである私達が選んで判断するところですから。
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