Apple Watchは、健康管理に役立つ様々な機能を搭載しています。
その中でも、2022年秋にリリースされたApple Watch Series 8とApple Watch Ultraより追加された皮膚温度センサー、そしてwatchOS 9により、新たに手首皮膚温の測定機能が追加されました。
この機能は、日々の手首皮膚温の変化をモニタリング・チェックしたりするのに役立ちます。
この記事では、この手首皮膚温の測定機能を実際に使ってみて、どのようなメリットがあるのか検証してみました。
Apple Watchをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
Apple Watchに追加された手首皮膚温を測定する機能
ここでいうところの手首皮膚温は、Apple Watch Series 8とApple Watch Ultraより追加された皮膚温センサーによって睡眠中の手首の皮膚温を測定した記録のことです。
手首皮膚温は睡眠中に測定されます。
睡眠中は体の状態・体温が安定しているので、手首皮膚温が安定した状態で測定できるためです。
注意点として、手首皮膚温の記録機能を使うには、睡眠スケジュールをオンにする必要があります。
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Apple Watchで手首皮膚温を測定する方法
手首皮膚温を測定を設定する手順って、難しいのかな?
Apple WatchのアプリとiPhoneのヘルスケアAppで設定することで、設定後は自動的に測定値を記録してれます。
Apple Watchの設定
2️⃣「睡眠」をタップ
3️⃣「Apple Watchで睡眠を記録」ボタンをオンにする
1️⃣iPhoneで「Watch」Appを開く
2️⃣「睡眠」をタップ
3️⃣「Apple Watchで睡眠を記録」ボタンをオンにする
ヘルスケアAppの設定
Apple WatchのヘルスケアAppを有効にする手順は、次の通りになります。
2️⃣「睡眠」をタップ
3️⃣下にスクロールして「通常スケジュールとオプション」をタップ
4️⃣「睡眠スケジュール」と「”睡眠”集中モードにスケジュールを使用」ボタンをオンにする
5️⃣スケジュールを追加をタップ
6️⃣有効にする曜日の設定と、睡眠時間〜起床の時間を設定する
1️⃣iPhoneの「ヘルスケア」Appを開く
2️⃣「睡眠」をタップ
3️⃣下にスクロールして「通常スケジュールとオプション」をタップ
4️⃣「睡眠スケジュール」と「”睡眠”集中モードにスケジュールを使用」ボタンをオンにする
5️⃣スケジュールを追加をタップ
6️⃣有効にする曜日の設定と、睡眠時間〜起床の時間を設定する
この設定をしていないと、折角Apple Watchを付けていても手首皮膚温の測定がしてもらえません。
もし、Apple Watchで手首皮膚温が測定できてないという方がいらっしゃったら、一度設定を確認してみてください。
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Apple Watchで体温測定はできるのか?
結論としてですが、Apple Watchの手首皮膚温の測定機能で体温測定をするのは難しいです。
その理由を次に解説していきます。
体温と手首皮膚温の違いは何か?
そもそも手首皮膚温って、普段体温計で測定している体温と何が違うの?
体温と手首皮膚温は、どちらとも体の温度のことを指しているのですが、測定方法や意味合いに違いがあります。
体温:体の内部の温度のことを指します
脇(腋窩)・口(舌下)・耳(鼓膜)・直腸等の体の内部温度(深部温度)が反映されやすい部位で測定します。
手首皮膚温:手首の皮膚温度のことを指します
皮膚温センサーが搭載されたApple Watchを手首に装着し、睡眠時に自動的に測定されます。
【結論】手首皮膚温を測定する機能で体温測定は難しい
体温と手首皮膚温の違いを解説しましたが、体の内部の温度と皮膚表面の温度では意味合いがまるで違うことになります。
Apple Watchでは皮膚温度の測定までしかできないので、体温を正確に測定することは難しいことになります。
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Apple Watchの手首皮膚温の測定で分かること
女性は排卵日の推定ができる
Apple Watchの手首皮膚温機能は、女性の月経周期や排卵日を推定するのにも役立ちます。
これは、手首皮膚温は排卵日の前後に上昇する傾向があるためです。
この手首皮膚温を測定した記録を元に、女性の排卵が起こったと思われる日を推定して月経予測の精度を高めることができます。
ヘルスケアAppと手首皮膚温の記録が連動し、排卵日の予測に活用できます。
手首皮膚温は男性は不要なのか?
女性の生理周期の把握に生かせるのは分かったけど、男性には不要な指標なの?
手首皮膚温の記録の意図を考えると、男性ユーザーには不要の機能?とも思われがちになりますが、普段の健康管理にも十分に活用できます。
男女問わず、日々の体調変化の指標として手首皮膚温は活用することができます。
では、Apple Watchの手首皮膚温が日常の健康管理にどのように役立つのか?
☑️発熱の早期発見
☑️就寝時の体温の変化の記録
☑️体温変化のモニタリング
☑️睡眠の質のチェック
☑️自分の健康状態の把握
実際に体調管理として毎日体温測定を行えるのが非常に理想的なのですが、いざ体温計を取り出して毎日測定を実施する人は極僅かです。
Apple Watchでの手首皮膚温の測定ならば、Apple Watchを付けているだけで寝ている間に自動で測定できてしまいます。
記録されたデータはiPhoneのヘルスケアAppで後から確認もできますので、自分で記録をつけ続けるような手間も省けます。
先にも解説した通り、体温と手首皮膚温では温度としての意味合いが違いますが、大まかな目安として管理する分には十分に活用できます。
Apple Watchで自動的に記録してくれるから、管理も楽ちんだね。
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まとめ:Apple Watchの手首皮膚温測定機能で体温測定は難しい
体調管理の指標の一つとしても使える手首皮膚温。
体温を正確に測定するには活かしにくいというのが正直なところですが、大まかな目安としてでも体調管理の一環としては十分に活用できます。
男性・女性問わずに活用できる指標なので、上手に活用して自分自身の健康管理に活かしていきましょう。
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