シマノの中堅クラスのとして、23ストラディックに近い価格帯で手に入れられる軽量なスピニングリールの24ヴァンフォード。
販売されている標準仕様でも基本性能が高いのですが、所々でコストダウンも図られています。
その中で、回転性能に直結する部分となるベアリングがありますが、ここをコストダウンの関係でカラーやブッシュといったプラスチック製の部品に置き換えられています。
・ベアリング追加は簡単にできるの？
・価格はいくら位するの？
この様な疑問について結論として、24ヴァンフォードの回転性能を高めるためにベアリング追加させるためのポイントは次の通りです。
・ラインローラー部は2BB化できるが、小まめなメンテナンスが必要
・ボディ内部のウォームシャフト部もベアリング化できるが、リールを本格的に分解するスキルが必要
・スプール部とローターナット部だけなら約2,500円ほど
・ラインローラーとウォームシャフトはベアリング代だけで約900円ほど
24ヴァンフォードのベアリング追加について、詳しく解説していきますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
24ヴァンフォードにベアリング追加で回転性能をUPさせる2つのポイント
簡単にベアリング化・ベアリング追加するポイントは2箇所
回転性能を向上させるには、回転部位にベアリングを採用するのは必須です。
23ストラディックは、回転部位に数箇所ベアリングの代わりに樹脂や金属製のブッシュが採用されています。
ブッシュからベアリングへ変更する箇所は次の通りです。
・No.23のローターナット部のメインシャフトカラーをベアリングに変更
シマノの同じ中堅クラスとしてコアソリッドシリーズのストラディックとほぼ同じ構造をしているヴァンフォード。
23ストラディックでは、簡単にベアリング追加できる箇所としてスプール・ローターナット・ハンドルノブの部分を取り上げました。
24ヴァンフォードでも同じ展開になるかと思いきや、ハンドルノブに関しては最初からベアリングが2箇所の仕様になっていたのが意外でした。
23ストラディックよりも価格帯が少し上に設定されている分、こういった所で差別化されているのかもしれません。
ハンドルにベアリングを追加する必要がない分、24ヴァンフォードではスプール部とローターナット部の2箇所に絞るだけで、追加の効果が十分に期待できるでしょう。
24ヴァンフォードでスプール部とローターナット部のベアリング化については、23ストラディックでのベアリング追加と同じ部品・同じ手順でできます。
ボディ内部でベアリング化できる所
ラインローラー
ラインローラー部には、No.38のベアリングの隣にNo.37のカラーが入っています。
ここをベアリング化する事で2BB化できますが、23ストラディックの件でも解説しましたが、構造的にベアリングへの防水性が低下します。
2BB化した際には小まめなメンテナンスが必要になります。
シマノの防水機構Xプロテクトで使用されている特殊撥水グリスを使えば、ベアリングへの水の侵入が防げるかもしれないので、メンテナンスの頻度は下げられる見込みがあります。
シマノ純正の特殊撥水グリスの様に撥水性のあるグリスもありますので、そちらを流用する方法も手ですね。
ウォームシャフト部
スプール部とローターナット部は、分解も比較的簡単にできるので、部品さえあれば誰でもベアリング化できる場所なので、手軽に効果を体感したいニーズにはおすすめの場所です。
更に踏み込んだところもベアリング化したい場合は、No.82のウォームシャフトの端につけるブッシュと、No.91のウォームシャフトカラーになります。
この場所は、ボディを分解するスキルがある方でないと簡単には手を出しにくい場所です。
自身でリールの分解・オーバーホールができる方は、分解するついでにベアリング化すると良いでしょう。
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24ヴァンフォードにベアリング追加でかかる金額
24ヴァンフォードのスプール部・ローターナット部の2箇所をベアリング化する際にかかる金額です。
23ストラディックと同じく、22ステラの部品を流用する事ができます。
全部でおおよそ2,500円ほどかかる見込みになります。
ベアリングは汎用品で流用できますが、ロータナットの部品は釣具店で注文が必要になります。
部品Noは22ステラのものです。
スプールベアリングのサイズは7×11×3mmです。
ローターナットベアリングのサイズは5×8×2.5mmです。
・No.25 ローター受けカラー → 440円/個（税込）
・No.206 座金 → 165円/個（税込）
・No.23 ローターナットシール → 385円/個（税込）
・No.26 ローターナット → 935円/個（税込）
・各種ベアリング → 平均約300円/個
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まとめ：24ヴァンフォードにベアリング追加させるポイント
24ヴァンフォードの回転性能を高めるためにベアリング追加させるためのポイントを解説しました。
・ベアリング追加は簡単にできるの？
・価格はいくら位するの？
これらの疑問についての結論は次のとおりです。
・ラインローラー部は2BB化できるが、小まめなメンテナンスが必要
・ボディ内部のウォームシャフト部もベアリング化できるが、リールを本格的に分解するスキルが必要
・スプール部とローターナット部だけなら部品全部で約2,500円ほど
・ラインローラーとウォームシャフトはベアリング代だけで約900円ほど
純正の標準仕様でも十分に快適ですが、更に上を目指すのであればベアリング追加の恩恵は高くなります。
ベアリング追加にチャレンジしてみて、他の方とは一味違うリールに仕上げてみませんか？
きっと満足度は高くなって、リールを使っている時の充実感が何倍にも上がるでしょう！
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