東日本大震災や能登半島地震、そして直近30年以内に発生する確率が高いと言われる南海トラフ地震といった、日本は地震大国と言われるほど地震災害に脅かされています。
地震以外でも、周りを海に囲まれた日本は台風の発生や線状降水帯といった水害・風害のリスクも非常に高いです。
これらの災害で被害に遭い、避難生活を送ることになった時に役立つのが防災グッズです。
いざ防災グッズを揃えようとすると、この様な疑問が出てきませんか?
・防災グッズを準備するポイントは?
・防災グッズはいつ準備すればいいの?
こう思う方が多いと思いますが、結論としては次の通りです。
・最低限のグッズを揃えるのが面倒な方はセット品がおすすめ
・防災グッズは避難する人数、避難する期間、防災グッズの使用期間を考慮する
・防災グッズは今直ぐにでも備えておいて遅くはない
本当に必要な防災グッズについて、更に詳しく解説していきます。
本当に必要な防災グッズ一覧
- 飲料水
- 食料品
- 充電器・モバイルバッテリー
- ライト類
- 携帯トイレ
- 救急セット
- マスク等の衛生用品
- 現金
飲料水
水は災害時に最も必要とされるアイテムと言えます。
生きていく上で不可欠な飲み水としてだけでなく、洗い物、ケガをした際の傷口の洗浄、トイレ、といった様々な用途に使われます。
ペットボトルで2Lの物を何本か準備できるのが望ましいですが、最低でも500〜600mLのペットボトルは用意しておきたいですね。
食料品
生き延びていくために食べることは必須になるので、食料品の確保も欠かせません。
災害後は調理できる環境が満足でない事が多いので、保存性が良くて調理不要の物を準備しておきたいところです。
カンパンといった直ぐに食べられるものや、調理器具がなくとも付属品で加熱調理できる様な便利な非常食もありますので、3〜7日間分ほど確保できれば安心です。
充電器・モバイルバッテリー
連絡手段や情報収集をするのに現代ではスマートフォンの様なデバイスが現代では欠かせないアイテムです。
スマートフォン以外にもバッテリー式のライトといったガジェット類の充電もできるので便利です。
災害後にバッテリー切れになる事が想定されるので、いつでも充電できるモバイルバッテリーが安心です。
また、避難所に避難できた際にも電源から充電するための充電器が必要になります。
電源の充電待ちが起きるので、少しでも早く済ませられる様に急速充電対応品があると安心です。
懐中電灯の様なライト類
スマートフォンがあればライト機能もあるので懐中電灯は一見必要ない様に感じます。
しかし、スマートフォンのバッテリー切れや故障するといったリスクも考えると、懐中電灯は別で用意できると安心です。
バッテリー式や電池式がありますので、いずれかを準備しておきたいですね。
携帯トイレ
避難所でトイレが使えない、トイレが使える環境でない、この様な時は衛生面も考えて携帯トイレを使う様にしたいです。
便器にかぶせて使うタイプや、袋に固形剤が入ったタイプなど、様々な種類があります。
使用後や処理後のことを考えて、消臭効果が高い物を選びたいところです。
救急セット
災害時に自分自身や周りの方がケガをした際に、直ぐに処置ができる様に救急セットが必要になります。
救急隊による処置が直ぐに受けられない場合も大いに想定できるので、満足な救護ができない場合を考えると、救急セットの様な自身で処置できるアイテムがあると安心です。
マスク等の衛生用品
災害時は衛生面での不安要素が一気に増えるので、衛生用品があると安心です。
感染症から守るマスク、消毒に使える消毒アルコールやウエットティッシュの様なものを準備しておきたいですね。
現金
カード決済やスマホ決済によるキャッシュレス化が進んできていますが、災害時には停電や機材のトラブルによってキャッシュレス決済が使えなくなる事も考えられます。
少額でも良いので、非常時に使える現金を用意しておくと安心です。
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最低限の準備が面倒な方はセット品がおすすめ
これまで取り上げてきた防災グッズとして準備する物を個別で揃えるのが難しい・面倒といった方は、セット品を購入するのがおすすめです。
メーカーが選んだ必要品が一通り備わっており、非常食で1〜3日分の内容の物が備わっています。
防災グッズを準備する時のポイントは?
避難する期間を考慮
災害の規模によって、避難する期間が変わってきます。
災害によってライフラインが絶たれた場合、水道やガスの復旧には1週間ほどかかる場合もあります。
長期の避難を想定するなら1週間分、最低でも3日分の防災グッズを準備できれば安心できるでしょう。
賞味期限や使用期限を確認
防災グッズのメインになる非常食といった食料品は、長期間保存できるように作られています。
ですが、長期保存といっても半永久的に保存できる訳ではなく、保存期間が長い物でも5年ほど、短い物では1年以内といったものも少なくありません。
既に用意されている食料品は賞味期限を確認して、期限切れしているものがあれば入れ替える様にしましょう。
また、防災グッズの中にはカイロや加熱剤といったものも含まれ、これらも安全に使用できるための使用期限があります。
食料品の賞味期限と合わせて、使用期限が迫っているものがないか、同時に確認しましょう。
避難する人数分を考慮
防災グッズを準備する際は、避難する人数分を明確にして準備しましょう。
殆どの方が家族単位の人数分の防災グッズを準備する必要があるかと思います。
人数が多いほど準備する防災グッズも多くなるので、必要な人数分は明確にしておきましょう。
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防災グッズを備えるタイミングは?
防災グッズをいつ準備すれば良いか?と思われている方も多いかと思いますが、防災グッズの事を考えた時点で準備を進めるべきです。
何故なら、災害というのはいつ起こるかわからないので予測する事ができないからです。
地震大国である日本では、過去から大きな地震による災害を経験していますが、災害に遭遇した方は誰1人として自分自身が被災することを予想していませんでした。
地震以外にも、近年では線状降水帯の発生による水害も多く発生していますが、これらの水害に遭遇した方も被災を予測できていません。
いつ起きても不思議ではない災害ですから、日頃から防災を意識することが非常に重要になってきます。
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まとめ:本当に必要な防災グッズは何?
本当に必要な防災グッズにつて解説しました。
・防災グッズを準備するポイントは?
・防災グッズはいつ準備すればいいの?
これらの疑問に対して、結論としては次の通りです。
・最低限のグッズを揃えるのが面倒な方はセット品がおすすめ
・防災グッズは避難する人数、避難する期間、防災グッズの使用期間を考慮する
・防災グッズは今直ぐにでも備えておいて遅くはない
災害は予告なく発生するので、今直ぐにでも備えておいても決して遅いことはありません。
いつ起こるか分からない災害に備えて、普段から意識しておく事が重要になってきます。
防災グッズを考えたことを機に、今からでも準備を進めておきましょう。
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