前作の15メタニウムDCの登場から9年が経ち、2024年に24メタニウムDCとしてフルモデルチェンジを果たしました。
進化を遂げたDC制御と、DCブレーキ搭載機初のコアソリッドボディを採用して大幅に進化!
軽くて強くて、遠近両方と幅広く使える、まさにネオバーサタイルと呼べるベイトリールとして新登場。
ロープロファイル機としてアンタレスに次ぐ上位機種に相応しい1台となって、ベイトリールの世界観を広げてくれます。
上位機種として風格を増した24メタニウムDC
コンパクトなボディのロープロファイルベイトリールでDC搭載機のメタニウムDC。
2015年に登場した15メタニウムDCから9年の歳月を経て、最新技術を搭載して遂にフルモデルチェンジしてきました。
2024モデルからは、外観もブラック調で統一された漆黒な雰囲気になり、どこか高級感漂う雰囲気を持ったリールに。
ロープロファイル機としてはアンタレスシリーズの次にくる上位機種(エクスセンスは除外)になりますが、それに相応しい仕様に大幅進化を遂げてきました。
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24メタニウムDCの発売時期と値段
気になる24メタニウムDCの発売時期ですが、右巻きモデルの70・70HG・70XGは2024年3月の発売予定となっています。
値段は、ネット価格で47,000円〜54,000円前後になりますので、この価格帯が実売価格になります。
左巻きモデルの71・71HG・71XGの発売時期は未定なので、左巻きが欲しい方は今暫くの辛抱。
【追記】左巻きモデルは2024年4月からの発売予定です。
24メタニウムDCの特徴
DCブレーキ搭載機で初のコアソリッドボディ採用
24メタニウムDCのボディには高剛性コアソリッドボディが採用。
ここでポイントなのが、コアソリッドボディをDCブレーキ搭載機では24メタニウムDCが初搭載となることです。
24メタニウムDCが発表された2024年1月時点で最上位機種のアンタレスシリーズにも採用されていない技術が初めて搭載されることになりました。
小さなボディのリールであれば、ロープロファイルなボディよりも、カルカッタのような丸型ボディのリールの方が剛性面でも有利になります。
そこをコアソリッドボディにすることで、コンパクトでも剛性のしっかりしたリールを作ることができ、ベイトタックルの利点を活かした力技でゴリ巻きするシーンでもボディがたわまずに安定して巻き取りができます。
コンパクトなボディは小さな手の方でもパーミングしやすく、リール自体も軽量化に貢献してくれます。
手の小さな方でも使える、がっちりボディの頼もしいリールに仕上がった24メタニウムDCです。
遠近キャスト対応の低慣性MGLスプールⅢ
スプールには、初速の立ち上がりの速さと回転の伸びに定評なMGLスプールⅢを採用。
スプールサイズも汎用性が高い34mm径に設計し、軽量ルアーから重いルアーの遠投まで幅広く対応して、幅広いシーンで活躍できます。
アンタレスに迫る超高精度ブレーキ制御のI-DC5
ブレーキシステムは、回転するスプールを瞬時に感知・制御するインテリジェントDCのI-DC5。
MGLスプールⅢに合わせて設定を見直し最適化、軽量なMGLスプールⅢと相まって非常に精密なブレーキ制御が実現されました。
その結果、23アンタレスDC MDのDCブレーキに迫るブレーキ制御能力を手に入れました。
従来のDCだと、ブレーキ制御の管理の強弱が雑な制御だったイメージ。
それに比べて24メタニウムDCは、非常に精度の高いブレーキ制御が可能になって、アキュラシー性の向上やロングキャストでの最後のひと伸びに大きく貢献してくれます。
外部調整が簡単な操作性を高める新型ブレーキ調整ダイヤル
従来のDC機は、ブレーキの強弱を調整するダイヤルを外側に、使用するラインによって切り替えるモードダイヤルを内側に設定する仕様。
モード切り替えをするたびに、リールのサイドプレートを開けてからダイヤル調整する一手間が必要でした。
24メタニウムDCでは、その2種類のダイヤルを外側に設定した新型の調整ダイヤルユニットに進化。
3種類のラインモードと5段階のブレーキ力で計15段階のブレーキ調整が可能。
ラインモードは、N(ナイロン)・F(フロロカーボン)・P(PE)に適した3種類が設定されているが、ブレーキ特性を理解していれば、実際に巻かれているラインとは違ったモードで設定しても構わない。
刻一刻と変わるシチュエーションに瞬時に対応でき、ブレーキ調整で生じる手間が短縮されるので、一瞬のチャンスを逃さなくできるようになりますね。
パワフルでシルキーな巻き心地の要マイクロモジュールギア
巻きの要になるギアユニット。
24メタニウムDCはマイクロモジュールギアを採用してシルキーな巻き心地を手に入れた。
ギアの噛み合い歯数も多いので、ギア全体の強度アップにも貢献。
新設計のジュラルミン製ドライブギアとの相乗効果で、パワフルかつ滑らかな回転の巻き心地。
巻きの面でもワンランク上の質を体感できます。
24メタニウムDCは全6種類のラインナップ
24メタニウムDCは全部で6種類がラインナップ。
右巻き(70)と左巻き(71)の2種類、ギア比がノーマル(無印)・ハイギア(HG)・エキストラハイギア(XG)の3種類。
豊富なラインナップで、自分好みの仕様のリールを選ぶことができますね。
品番 | 自重 (g) |
最大ドラグ力 (kg) |
ギア比 | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ベアリング数 (BB/ローラー) |
70 | 175 | 5 | 6.2 | 66 | 10/1 |
71 | 175 | 5 | 6.2 | 66 | 10/1 |
70HG | 175 | 5 | 7.1 | 76 | 10/1 |
71HG | 175 | 5 | 7.1 | 76 | 10/1 |
70XG | 180 | 5 | 8.1 | 86 | 10/1 |
71XG | 180 | 5 | 8.1 | 86 | 10/1 |
まとめ:DCブレーキ機初のコアソリッドボディとなった24メタニウムDCの値段と発売日
2024年にフルモデルチェンジした24メタニウムDCについてのまとめです。
・MGLスプールⅢとI-DC5でキャスト性能は遠近両方で高次元で対応
・新型ブレーキ調整ダイヤルでブレーキ設定が簡単
・マイクロモジュールギアで巻き心地もシルキー&パワフル
・値段は実売価格47,000〜54,000円前後
・右巻きモデルは2024年3月から、左巻きモデルは2024年4月から発売予定
・右巻きと左巻き合わせて全6種類がラインナップ
アンタレスにも迫る勢いのネオバーサタイル機としても相応しい24メタニウムDCで、もう一つ上のベイトタックルの世界が見えてきそうですね。
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