寒さが厳しい冬場で、フォーマルやビジネスなどのシーンで着る防寒着は何を着ようか…
みなさんは、こんな場面に遭遇した事ありませんか?

暖かい防寒着といえばダウンジャケットでしょ!
でもモコモコした見た目が気になっちゃう…
今でこそ、スーツの上からダウンジャケットを着ていても見慣れた風景ですが、やはりモコモコのダウンジャケットは不釣り合いに感じることもあります。
この様な時こそ、アークテリクスのサーミーパーカがピッタリ当てはまります。
この記事では、アークテリクスのサーミーパーカについて次の様なことが分かります。
アークテリクスのサーミーパーカは、防寒着としても最強・最高峰といえるスペックを兼ね備えたダウンパーカと言えます。
アークテリクスのサーミーパーカの使用感を正直にレビューしていきますので、気になっている方は是非チェックしてみてください。
アークテリクスのサーミーパーカは、オシャレで保温性能が高い街着最強ダウン
【商品説明】
ゴアテックスの耐候性と高品質の産地厳選グースダウンの機能を組み合わせた、モダンデザインの傑作。
サーミーは寒冷で雨や雪の多い冬に対応する一着です。
750フィルのダウンが軽暖性能を実現。
コアロフト™合成素材断熱性能を湿気がこもりやすい部分に配置しました。
防水・防風性と耐久性に優れたゴアテックス素材は、柔らかさと静粛性の高さが特徴です。
調節可能なストームフードには断熱性能を施し保温性を高め、袖口のガスケットですきま風をシャットアウトして暖かさを閉じ込めます。
引用:アークテリクス公式サーミーパーカ
【スペック】
メーカー(ブランド) | アークテリクス(ARC’TERYX) |
商品名 | サーミーパーカ |
サイズ | XS〜XL |
重さ | 991g |
フィット | レギュラーフィット |
カラー | 4種類(Black,Black Sapphire,Boxcar,Smoke Bluff) |
表生地 | ゴアテックス 2L |
裏生地 | リサイクルナイロン100% |
ダウン | 750フィルヨーロッパ製グースダウン |
中綿 | コアロフト60・コアロフト80 |
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アークテリクスのサーミーパーカの外観をレビュー
サーミーパーカの外観をレビューします。全体像からフードや袖などのパーツ類まで、細かな部分も詳しく解説していきます。
全体
着丈は長めで、ミドル〜ロング丈の仕様。袖よりも完全に長い着丈です。
パッと見ではロングコートの様な外観で、ダウンとは思えない感じです。
フロントフラップ
フロントジッパーの前にはフラップが設定されています。ボタンで簡単に留められる仕様です。フラップ上側に2箇所、下側に1箇所ボタンが設定されています。
フード前面ドローコード
フード口部を絞り込める様にドローコードが設定されています。フード内側の左右にドローコードの先端があり、外観で見えない様になっています。
そのドローコードを緩めるストッパーは、フード口の内側に隠れる様に設置されています。
フード背面ドローコード
フードの背面にもドローコードが設置されていて、フード全体を絞り込むことができます。こちらも生地の内側に隠れる様な仕様で、外観で見えない様になっています。作り込みが細かいですね。
フロントチェストポケット
フロントの左胸にはジッパー付きのチェストポケットが1箇所設定されています。ジッパーが外に露出しない様な仕様です。
左右ハンドポケット
ハンドポケットは左右に1箇所。こちらもジッパー付きで、ジッパーが外に露出しない様になっています。ポケット内側の外向き側はマイクロフリースになっていて、手を入れた際に手の甲が暖かいです。
ハンドポケットの位置はお腹周りの高さで、使い勝手も丁度イイです。
内ポケット
内側の左胸部に内ポケットが1箇所。長財布がスッポリ入るくらいのサイズで、貴重品を入れておくのに好都合な仕様です。
左腕のロゴ
アークテリクスのロゴは左腕に付けられています。フロント側にあるとアウトドアジャケット感が強くなってしまうところですが、腕のところにさりげなくつけられていてアークテリクス感を醸し出していますね。
袖部
袖は二重構造になっていて、内側にカフスがつけられています。このカフスはアトムシリーズの袖と同じ素材になっていて、袖からの外気が入ってき難いです。ベルクロ仕様でなく、外観を損ねることなく手首周りが外気で冷やされずに済みます。
化繊中綿のアトムシリーズについては、関連記事を参照してみてください。
>>関連記事:【アークテリクス】アトムLTフーディ(現:アトムフーディ)をレビュー!寒いは本当?サイズ感や使い勝手を解説
>>関連記事:【アークテリクス】アトムARフーディ(現:アトムヘビーウェイトフーディ)をレビュー!サイズ感や寒いの?の疑問を徹底解説
フロントジッパー
フロントジッパーはダブルジップ仕様。ジッパーを閉めた後で、下側だけ開ける様なこともできます。
長い着丈のサーミーパーカは、ちょっと暑い時や座ったりした時に下側だけジッパーを開けれるので、着用時の自由度が高いです。細かな着方の調整がし易くなっています。
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アークテリクスのサーミーパーカのサイズ感
アークテリクスの製品は海外企画のため、日本企画の物と比較してワンサイズは大きめに作られています。
アークテリクスのサイズデザインには、体のラインに自然に馴染むトリムフィットと、重ね着対応のゆったり目なレギュラーフィットの2種類がデザインされています。このデザインの違いによっても、同じサイズ表示でもサイズ感が異なります。
このデザインによるサイズ感の違いは、体感的には以下の通りに感じています。
✔︎レギュラーフィット:日本企画に対して1.5〜2つ上のサイズ感
サーミーパーカはレギュラーフィットデザインという重ね着もできる様な少し余裕のあるサイズ感のデザインになっています。
既にきている服の上から着用するので、レギュラーフィットでも本来は問題ありませんが、個人的にはトリムフィットでも良かったと言うのが本音です。

私が小柄なのもありますが、レギュラーフィットなのでXSでもゆとりがある感じでした。
XXSのサイズがあっても良かったですね。
アークテリクスのサーミーパーカは寒いのか?
次の「サーミーパーカの良かった点」で述べましたが、体感としてサーミーパーカはとても暖かいダウンパーカだと感じています。
もしもサーミーパーカを着用していても寒いと感じる方がいらっしゃるとしたら、次のことが原因と考えられます。
これらの点から、寒いと感じるとしたら冷気が入り込んできていることが原因と考えられます。
次の「サーミーパーカのイマイチだった点」でも述べますが、裾部にドローコードがないので下の部分を絞り込むことができません。その為、風が強い時に下から冷たい冷気が入り込む可能性があるかもしれません。そして、歩きやすさを重視してフロントジッパーの下側を開けていると、冷気が入りやすくなって寒く感じているかもしれません。
サーミーパーカを着用していて寒いと感じる方は、これらの点が当てはまっていないか見直してみてみると良いでしょう。
アークテリクスのサーミーパーカは劣化するのか?
サーミーパーカの生地には2Lゴアテックスが採用されています。ゴアテックスは加水分解による自然劣化の恐れはありませんが、人の汗や皮脂が付着することで劣化が進行する恐れはあります。
しかしながら、サーミーパーカのゴアテックスは2Lの生地と裏地の間にダウンを封入しています。着用している人が汗をかいても、ゴアテックスメンブレンには届きにくいので、劣化の心配は低いでしょう。
アークテリクスのサーミーパーカのイマイチだった点(デメリット)
サーミーパーカを着用してみて、これはイマイチだったな、と感じた点を解説していきます。
ジッパーの付け外しがし難い
サーミーパーカはミドル〜ロング丈のダウンパーカーなので、フロントジッパーも当然ながら長い仕様です。丈が長いので、ジッパーをつけ始める最下部での操作が少しし難いです。
また、ジッパースライダーの上げる側がふらつきやすいので、取り付けする際も少し慣れが必要です。
ドローコードが欲しかった
ロング丈の仕様になっているので、裾から内側に向かっての冷たい外気の侵入はし難い仕様となっていますが、少し心許ない気もします。裾口か腰部付近にドローコードで絞り込める様な仕様になっていた方が、より安心感があったので少し残念な気がしました。
もしサーミーパーカが寒いと思われている方は、着用サイズが大きめのものを着用していることが考えられます。
ダウン系のアウターは、体にピッタリフィットさせることで保温効果を最大限に発揮できる特性があります。ファッションの一角としてオーバーサイズシルエットで着こなす方法も流行りの一つになっていますが、保温性の観点から見れば不合意なことです。折角保温してキープしている暖かい空気が、隙間から冷たい空気と入れ替わりやすくなり、保温効果が激減してしまいます。
その点も考慮すると、裾付近か腰回りでドローコードを設定してほしかったという思いが正直なところです。

ドローコードは欲しかったですが、サーミーパーカは丈が長めな事もあるので、今のところは街着で着用している分では気になっていません。
腕部が立体裁断であってほしかった
アークテリクスのアイテムの殆どが立体裁断仕様で、腕を上げ下げするような動作にも追従してくれる作りになっています。
サーミーパーカは腕部の作り込みが立体裁断では無い、普通の縫製パターンで作られています。なので、腕を上げるような動作をすると、袖の位置が下がってしまい手首が露出してしまいます。アークテリクスのジャケットに慣れてしまうと、この立体裁断の仕様が当たり前に思ってしまうので、少し残念に思えてしまいました。
サーミーパーカはタウンユースのダウンとして作られているので、腕を上げたりする動作があまり無いことを考えれば、普通の作り込みで十分なのかもしれません。

タウンユースで腕を上げたりするシーンは、電車・バスで吊り革を握るような時くらいでしょうか。
それを思えば立体裁断に拘らなくても良かったりしますね。
自重が少し重い
サーミーパーカの重量は約991gと、ダウンとしては重い分類の仕上がりになっています。ロング丈でゴアテックス生地を採用されてるので、全体の重量増となっています。
人気過ぎて中々買えない(入手困難)
アークテリクスのアイテム全体的に言えることですが、とにかく人気があり過ぎて、お目当てのアイテムが中々買えなかったりします。特に人気のブラックは、ネット注文する際は公式サイトで抽選販売する程なので、欲しいカラーとサイズを買うには苦労します。
お目当ての物を正規品を取り扱っている実店舗やネットショップで見かけたら、即買いしたいところです。
アークテリクスのサーミーパーカの良かった点(メリット)
サーミーパーカを着用してみて、これは良かった!、と思った点を詳しく解説していきます。
完全防風防水仕様で安心
外生地に使われているのは完全防風防水素材のゴアテックス。雨風を完全にシャットアウトしてくれるので、ダウンの弱点である水濡れによる保温力の低下をしっかりカバーしてくれます。
しっかり暖かい!
サーミーパーカに使われているダウンは750フィルパワーのヨーロッパ製グースダウン。高品質なダウンでロフト力も申し分なく、しっかりと暖かさをしっかりキープしてくれます。
二重構造の袖口で、内側はアトムシリーズで使用されているものと同じ伸縮性のある素材で、袖からの冷たい空気の侵入もしっかり防いでくれて手首が冷え過ぎずに助かります。
また、脇下などの湿気が篭りやすい部分はダウンではなく化繊中綿のコアロフトが使われていて、湿気によるダウンの保温力低下を配慮した作り込み。
暖かさを長時間キープできる作り込みは、流石アークテリクスといったところです。
そして何より、暖かさをキープするのに大きく貢献してくれるのがゴアテックス生地の存在。外からの冷たい風をシャットアウトしてくれるお陰で、キープしている暖かい空気が逃げずに済みます。防風素材を使っていないダウンや中綿の防寒着ですと、風に吹かれ続けると生地を突き抜けて冷たい空気が服の中にジワリと入ってきて少しずつ冷えてしまいます。
完全防風生地で冷たい風から守りつつ、高品質なダウンで暖かさをキープする、サーミーパーカの構成は理にかなった極寒に強い仕様でとても頼もしい。
モコモコ感がなくスリムでスッキリ着れる
ダウンといえばモコモコの外観をイメージしてしまいますが、サーミーパーカはコートの様なスリムなシルエットのスッキリした外観。カジュアル感がなく、ダウンと思わせないオシャレな外観でカッコ良さは抜群!

ダウンでしっかり暖かいのに、コートみたいにスッキリした見た目でカッコイイ!。
アークテリクスのサーミーパーカーの口コミ評判
サーミーパーカの口コミ評判を調べてみました。ネット通販での利用者や購入者も多い楽天市場とAmazonでの口コミ評判です。
ダウンとしての暖かさ以外でも、スタイリッシュなデザインと言う点でも高評価です。
楽天市場での口コミ評判
Amazonでの口コミ評判
アークテリクスのサーミーパーカがおすすめの人は、オンオフ両方使えるオシャレなダウンが欲しい人
暖かい防寒着としてダウンジャケットが欲しくなってしまいますが、あのモコモコ感がカジュアル過ぎて使い所を考えてしまうといった人も多いはず。コートの様な外観のサーミーパーカは、冠婚葬祭やビジネスシーンから普段使いまで使える幅が広くて使い勝手も抜群。
高品質ダウンとゴアテックスの組み合わせで、悪天候時でも安心して使える防寒着です。

コートの様な見た目で、オンオフ問わずに使えるのが魅力。
普通の見た目なのにアウトドアでも通用するスペックで安心感抜群です。
まとめ:アークテリクス街着最強ダウンのサーミーパーカをレビュー!サイズ感や口コミ評判などを解説

アークテリクスのサーミーパーカについて解説してきた内容のまとめです。
見た目もカッコよくて防寒性も保温性もバッチリなサーミーパーカは、街着使いのタウンユースでは最強のダウンコート・ダウンパーカと言えます。
人気で毎年売り切れするのも納得の逸品、見かけることがありましたら是非手にとって体感してみてください。
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