海のルアーゲームで愛用している18ワールドシャウラ2831R-2のインプレをお届けします。
このレビューでは、実際の釣りシーンでの使用感や性能に焦点を当て、良い点だけでなく、改善の余地も含めて詳細に解説していきます。
私が感じた使い心地やメリット、デメリットを話しますので、購入を検討している方々にとって参考になると思います。
18ワールドシャウラ2831R-2に興味を持っていただいた方は、是非チェックしてみてください。
18ワールドシャウラ2831R-2について
18ワールドシャウラ2831R-2とは、どの様なロッド？
2018年にフルモデルチェンジしてスーパーレッドの愛称で登場した18ワールドシャウラ。
”〇〇専用”の様な魚種やフィールドにこだわらず、あらゆるルアーゲームをこなすフリースタイルフィッシングのロッドとして位置付けられています。
2831R-2は、軽量〜中型クラスのルアーを使った河川に潜むランカークラスのシーバスもターゲットにしたテクニカルな仕様に仕上げられているロッドです。
【商品説明】
河川や港湾に潜むランカーを仕留めるために開発されたロングテクニカルスピン
高バランス化と軽量化により、ナチュラルなアクションからトリッキーなトゥイッチまで自由自在に演出。ややスロー寄りなレギュラーテーパーのブランクスは、魚の動きにどこまでも追従してバラシを軽減します。
引用：シマノ・18ワールドシャウラ
18ワールドシャウラ2831R-2のスペック
| 品番 | 2831R-2 |
| 全長 | 8.3フィート（2.51ｍ） |
| 仕舞寸法 | 130cm |
| 自重 | 117g |
| 先径 | 1.7mm |
| ルアーウエイト | 5-16g |
| 適合ラインPE | MAX1.2号 |
| グリップ長 | 305mm |
| グリップタイプ | カーボンモノコック |
| 本体価格 | 75,700円 |
18ワールドシャウラ2831R-2のデメリット
組み合わせのリールがハイエンド機になってしまう
使用感やスペック的なデメリットと言うよりも見た目のデメリットとなってしまいますが、ワールドシャウラに組み合わせるリールはどうしてもハイエンド機になってしまいます。
23ストラディックと組み合わせた事もありますが、決して悪くはないものの、どこか質感的に落ち着かない感があります。
シマノ機でいうところの、ステラやツインパワー辺りをどうしても組み合わせたくなります。
ライン絡みが多い
ワールドシャウラは、太いラインのメインラインとリーダーの使用を想定して大型のラインガイドが装備されています。
そのお陰でライン抜けが抜群に良いのですが、その分横風による煽りに弱く、風の強い日にはガイドにラインが絡むことが目立ちます。
特にラインのヨレが多くなってきた時に、キャスト後のライン処理をしっかりしないとロッドティップ部にラインが絡む事が多くなります。
また、リトリーブメインの釣りでは気になりませんが、エギングの様なラインスラックを利用した釣りをしているとロッドにラインが絡みやすかったりするので、取り扱いは少し注意が必要です。
グリップエンドが長めで取り回しが少し悪い
2831R-2のグリップは305mmと長めの設定。
ロッドを持った際に、グリップエンドが肘から飛び出るくらいのロンググリップ仕様になっています。
大型の魚が掛かった際に、グリップを脇に挟んだり、グリップエンドをお腹に当てたファイティングスタイルでやりとりするには好都合ですが、小技が少し利かせにくい印象です。
細かいトゥイッチはまだしも、ジャーキングやエギングでシャくる際にはグリップエンドが体のどこかに当たる場面もよくあります。
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18ワールドシャウラ2831R-2のインプレ
大型ガイドで飛距離が稼げる
太いラインの使用を想定された大型ガイドで、太いリーダーを巻き込んだ状態のキャストでもライン抜けが抜群に良いです。
ライン抜けが良いということは、キャストした際の飛距離を稼ぐのにとても有効に働いてくれます。
2831R-2は、8.3フィートの長さですがグリップが長いので、ブランクの実質的な有効レングスは平均的な8フィート丁度のロッドの感覚です。
ロングキャストには一見不向きな印象ですが、この大型ガイドによるライン抜けの良さで、体感的に9フィートくらいのロットに匹敵するくらいルアーを飛ばせる印象があります。
どれくらい飛ばせるかというと、エギングで使用している20セフィアエクスチューンS86Mと比較して、同じ3.5号のエギで同じ0.6号のPEラインで投げ比べてると、2831R-2の方が平均でリールのハンドル1.5〜2巻分くらい遠くに飛ばせました。
思った以上にパワー感・ハリ感がある
2831R-2はロッドの表記から分かる様に1番パワーです。
なのですが、バット部分が2番相当の太さを持たせてあるそうで、テクニカルスピンと謳ってる割にはかなりのパワーがある感じです。
このロッドでシーバスはあまりかけていませんが、クロダイは沢山かけて良く遊ばせてもらいました。
５０cmオーバーの年無チヌをかけてもパワーをあり余しているくらいに感じるので、1番パワー？と疑うくらいの余裕感があります。
そして胴調子のレギュラーテーパー仕様ですが、ハリ感も強いのでダルさを感じにくくてシャープな印象です。
キャスト後の竿先の収束がとても速い。
フルキャストした時、20セフィアエクスチューンS86Mだと、しなった竿先のがボヨヨーンっと戻りながら収束していくのが目で捉えられます。
でも2831R-2は、その収束モーションが殆ど目で捉えられないくらいに速く、とてもシャキッとした感じです。
ターゲットや使用ルアーが多く、汎用性が高い
メーカーのターゲット別適合魚種を見てみると、トラウト系、シーバス、クロダイ、エギング、タチウオといった、1メータに迫るサイズまで育つ大型魚も狙うターゲットにできるくらいに対象相手を選ばない仕様。
ラインセッティング次第では、2831R-2の1本でかなりの魚種をカバーできてしまう感じです。
エギングで使うには少しコツがいりますが、私もその汎用性を考慮して2831R-2でチニングからエギングまで使用する事が多いです。
5g以下のライトルアーやライトリグには向きませんが、20gくらいまでのハードプラグであれば普通に使えてしまいます。
適合ルアーウエイトは5〜15gとなっていますが、30gのジグでもちゃんと投げることはできます。
使っていて一番気持ちよく使えるのが10〜15gくらいで、20gを超えても普通に使える様な使用感です。
3〜3.5号のエギ、チニングで使う10g前後のトップウォータープラグや小型シャッドでも、ややハリ感は感じますが問題なく使える感じです。
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18ワールドシャウラ2831R-2の口コミ評判
18ワールドシャウラ2831R-2の口コミ評判です。
通販大手のAmazonで口コミ評判がありましたが、星5評価ととても好評なのが伺えました。
Amazonでの口コミ評判
2019年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入1年間使いました。手放せません。
春サクラマス、夏秋シーバス、冬ロックフィッシュと5〜20gまでマルチにこなしてます。カタログは5-15gですがプラッキングが相性良く、ワームもスイミング系のジグヘッド等横方向をよくやります。本当にレギュラーテーパーなので多少ダルさは有りますので縦方向の釣りは出来なくはないですがそれなりです。
サクラマスロッドとしてストライクやや張り気味でシーバスロッドと比べるとバットが細身のML。60以上のシーバスを掛けるとバットからグーっと曲げ込む事になり、PEでのバラしやすさ低減はあると思いますが、その反面走られたりはします。突っ込まれたらドラグでいなす事前提です。よくワールドシャウラのパワーで！とか見ますが、バスに対してパワーが有るのであってソルトに関して標準程度です。
シーバスどストライクを狙ってMクラスの2832R-2も所持してましたが専用のエクスセンス S96M/Rの方がやはりどストライクです。これをメインとし、サブでライトルアーからピン撃ちを2831R-2の2本構成に落ち着いてます。
またウルトラライトジギング(5-20g)も楽しめ、サバ、小型青物、根魚でも使ってました。
ブラックバスは大場所での遠投やカバーのパワーフィネスでも使用しました。アンタレス DCMD持ってますがPEロングロッドスピニングの方が飛びますしトラブルレスです。バスはこの2831R-2と2650FF-2の2本構成です。
ガイドが大口径ですがトップガイドまで大きいです。ガイド抜けは良いですよもちろん。ですがその分ガイド絡み、特にPEのノットをガイドの内側まで巻き込んでのキャストは絡みやすいです。
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まとめ：18ワールドシャウラ2831R-2はパワーも余裕のテクニカルロッド
18ワールドシャウラ2831R-2を実際に使用してみたインプレッションのまとめです。
・エギングから1メータに迫るサイズまで育つ大型魚もターゲットにできるくらい汎用性が高い
・ライトルアー以外のハードプラグなら殆ど使えるくらいに使用範囲が広い
フリースタイルとしての汎用性の高さを感じさせる1本として感じさせてくれる2831R-2、沢山タックルを持つのが面倒だと感じる方にはピッタリな1本かもしれませんね。
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