アークテリクスのゴアテックス製シェル「ベータSVジャケット」と「ベータジャケット」について、この2つを比較解説します。
実際に着用してみての比較レビューとなります。
ベータシリーズの中で、最強スペックモデルとエントリーモデルとなるライトスペックの、何とも極端な比較になります。
最強スペックとライトスペックは、実際に何がどう違うのか?気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな気になっている方がいらっしゃいましたら、是非チェックしてみてください。
ベータSVジャケットとベータジャケットについて
ベータSVジャケットとベータジャケットは、アークテリクスからリリースされているゴアテックス製シェルジャケットです。
名前からも分かる様に、どちらもシェルジャケットのベータシリーズです。
ベータシリーズという同じ土俵ですが、ベータSVはSVグレードという最も過酷な環境下でも使用できる最強グレード、ベータジャケットはシリーズ中最もライトな仕様のエントリーモデルとも捉えらるグレードになります。
関連記事:【アークテリクス 】超万能な真の最強ジャケット!? ベータSV【使用レビュー】
関連記事:【アークテリクス】ベータジャケットのサイズ感は?街着でもキマる万能ゴアテックスをレビュー
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ベータSVジャケットとベータジャケットの違いについて
それぞれのジャケットのスペックを表にしてみました。
用途や使用時期に関しては、私個人の私観的面もありますが、参考に。
ベータSVジャケット | ベータジャケット | |
コンセプト | <ベータシリーズ> アウトドア〜街着まで万能の汎用性 |
<ベータシリーズ> アウトドア〜街着まで万能の汎用性 |
用途 | 悪天候:◎ アウトドア:◎ 街着:○ |
悪天候:○ アウトドア:○ 街着:◎ |
素材 | <ゴアテックスプロ・Most Rugged 3層> 表地:N80d 裏地:マイクログリッドバッカー |
<ゴアテックス3層> 表地:N30p 裏地:Cニットバッカー |
耐久性 | ◎ | ○ |
カッティングデザイン | <レギュラーフィット> 重ね着できる余裕感あり |
<トリムフィット> 体に沿うスッキリデザイン |
ポケット | 外側:3箇所 (チェストポケット×1、ハンドポケット×2) 内側:2箇所 |
外側:2箇所 (ハンドポケット×2) 内側:1箇所 |
ベンチレーション | 有 | 無 |
使用時期 | 春:◎ 夏:△ 秋:◎ 冬:◎ |
春:◎ 夏:△ 秋:◎ 冬:○ |
重量 | 485g | 300g |
携帯性 | △ | ○ |
【スペック表の項目解説】
用途面
ベータSVは生地が厚めで着心地は若干硬めなので街着は○、ベータジャケットは悪天候・アウトドアでは◎でも良かったですが生地が薄めなので控えめに○にしています。
使用時期
ベータジャケットは冬は◎でも良かったのですが、ライトな見た目なので季節感的に見た目がズレる感じもあるので控えめに○にしています。
重量面
ベータジャケットは生地も薄く、パーツ点数も少ないので、とても軽量な仕上がりになっています。
携帯性
どちらも丸めてフードに収納することができますが、パーツ点数が少ない分ベータジャケットの方が携帯性が良いですが、スコーミッシュフーディー程コンパクトにはならないので、控えめの○です。
関連記事:【アークテリクス】スコーミッシュフーディー 超軽量なウインドシェルで薄っぺらいのに頼もしい!
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ベータSVジャケットとベータジャケット、それぞれオススメの人
ベータSVジャケットがオススメの人
ミニマリストな人
ポケットの充実した仕様になっているので、ちょっとした小物であればベータSVの備え付けのポケットに収納するだけで事足りてしまいます。
小物を入れるためのコンパクトなバックを持ち歩く必要がなくなるので、ミニマリストの方にはピッタリな機能性だと思います。
着用できる時期も長く、本格アウトドアも街着も、ベータSVの1着でこなせてしまいます。
長く使える、街着でも使いやすいゴアテックスプロのジャケットが欲しい人
普通のゴアテックスでも十分な機能性はあるのですが、ゴアテックスプロはより強く耐久性が高い素材です。
より長く使いたいとの想いでゴアテックスプロのジャケットを求める方もいる一方、ゴアテックスプロのジャケットは完全アウトドア向けのスペシャル仕様のジャケットにしか採用されていないケースが多いです。
ベータSVはそんなスペックを持ちつつも、日常の普段使いにも使いやすい仕様になっているので、イイものを長く使いたい方にもオススメです。
本格的なアウトドアも視野に含めると、ベータSVは何でもできるね。
生地が頑丈だから、長持ちも期待できるね。
ベータジャケットがオススメの人
1着で軽いアウトドアから街着まで済ませたい人、ミニマリストな方にも
何着も持てないから1着で色々使いたい、という人には正にピッタリだと思います。
ポケット数はベータSVより少ないものの、ベータジャケットもミニマム思考の方にも当てはまる所がありますので、そんな方にもオススメできます。
着心地のいい防風防水シェルジャケットが欲しい人
強い素材のものは、生地自体も分厚くなるので着心地が悪くなりますが、ベータジャケットは薄めの生地で、裏地は汗ばんでも着心地がサラサラなので着心地は良好です。
着心地がイイのは気兼ねなく着やすいので、とても大きなポイントですね。
薄くてもゴアテックス3層仕様の素材なので、特殊な環境下以外で普通に着用する分には必要充分以上の安心感があります。
とにかく着心地抜群なのがベータジャケット。
街着メインで使って、軽めのアウトドアもするならベータジャケットでもOK。
まとめ:最強モデルのベータSVジャケットジャケットとエントリーモデルのベータジャケットを比較解説
同じベータシリーズなだけあって、何かと被る点が多いベータSVとベータジャケット。
どちらがオススメですか?と聞かれたら、着心地も良くて防風・防水性能も十分過ぎるくらいのスペックがあるベータジャケットが間違いなくオススメできます。
この「オススメ」の意味合いにもよりますが、殆どの方は街着ファッションとして悩まれてる方が多いのかと思いますので、その目線上でベータジャケットをオススメとしています。
着心地というのがとても大きなポイントで、ついつい無意識に手に取るのは魅力的なポイントだと思います。
こう書くと、ベータSVがオススメできない様にも捉えられてしまいますが、ポケットの使い勝手もイイですし、頑丈なのに着心地もそれ程悪くないので、こちらも間違いなくオススメできます。
どちらも素晴らしいシェルジャケットだと思いますので、実際に手に取る機会がありましたら、どちらが自分に向いているのか是非比較してみてください。
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