2024年のシマノ新商品の発表で、ついに24ツインパワーが発表されました。
20ツインパワーから4年の歳月を経てフルモデルチェンジ。
シマノのスピニングリールは4年サイクルでモデルチェンジされるとも言われるので、ツインパワーもしっかり4年で生まれ変わって新登場しました。
完成度も高く洗練され、あの村田基さんからも「100点のリールができた」と言われるほど磨き上げられた24ツインパワー。
生まれ変わった24ツインパワーの全容を、早速チェックしていきましょう。
高剛性・高耐久の質実剛健スピニングリール「ツインパワー」
シマノの汎用スピニングリールの中で上級機種に分類するツインパワー。
分類としては高い剛性と耐久力に趣をおいたパワー系のスピニングリールに属するリールです。
シンプルに剛性を追求されたツインパワーは、正に質実剛健という言葉がピッタリな漢のリールと言える頼もしい存在です。
24ツインパワーでは、カラーリングもガンメタ調に統一されて高級感が増したような印象になっています。
これも22ステラと同じ方向性に思えるので、デザイン面でも洗礼さがアップされています。
2024年にフルモデルチェンジを果たした24ツインパワーでは、釣り業界のキングこと村田基さんからも「100点のリールができました」と賞賛されるほどの完成度に磨きをかけた。
その出来栄えは「ほぼ18ステラ、いや、超えちゃった」とまで言われるくらい、24ツインパワーとなって大幅に進化を遂げています。
ステラと比較して下位モデルに対しては比較的辛口なコメントをされる村田基さんですが、これほど褒められるのは異例中の異例です。
ヴァンキッシュに対しても、ちょっと難しそうな顔でのコメントなのですが、24ツインパワーに関してはベタ褒めに近い評価をされていて、期待値が非常に高まります。
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24ツインパワーの特徴
・金属ローターが与えられた選ばれし硬派リール
・ステラの新機能をふんだんに継承
高い剛性と耐久性
初代ステラが登場するまではシマノの汎用スピニングリールの最上位モデルとして君臨していたツインパワー。
その時から一貫して最新鋭の素材と技術を取り入れて、職人気質の技術者たちによって徹底的に磨き上げられた信頼のモデル。
ボディーにはアルミニウムと一部にCi4+が採用されています。
Ci4+は樹脂にカーボン樹脂を織り交ぜた強化繊維とたシマノ独自素材です。
20ツインパワーでもアルミとCi4+の組み合わせでしたが、剛性を求めているモデルなだけにフル金属でない半プラボディだ、として一部のユーザーからは批判の声も聞こえています。
ですが、Ci4+は剛性面でもアルミニウムに匹敵するほどの十分な強さを兼ね備えています。
ボディの最も力のかかる部位やリールフット周り等の強度が求められる主要部位には金属のアルミニウムを使い、それ以外の問題ない部位でも十分すぎるくらいに強いCi4+を使って、軽量性とのバランスも考えられた上で圧倒的な剛性を実現している。
質実剛健に相応しい硬派なモデル、それがツインパワー。
金属ローターが与えられた選ばれし硬派リール
ツインパワーも2015モデルまでは樹脂製のローターが採用されていましたが、先代の2020モデルから金属ローターが採用されています。
剛性の高い金属を採用されれ、2024モデルではさらに磨きをかけてきました。
ラインを巻き取る時にリールに対して直角に巻き取る構造のスピニングリール。
ローターを介してラインを巻き取るワケですが、ローターが柔だと巻き取る時に変形してギクシャクしたり、最悪破損につながるリスクが高くなります。
近代であれば樹脂製でも十分以上に強度が確保される様になりましたが、やはり剛性と耐久性を求めると金属であることが必須になってきます。
表向きではツインパワーよりも上位機種に見られているヴァンキッシュでさえ、軽量化重視で樹脂製ローターとなっています。
ツインパワーはしっかり剛性重視の金属ローターで、これを与えられているのはステラとツインパワーだけ、剛性を託されたリールにのみ許された特権とも言えるでしょう。
ステラの新機能をふんだんに継承
インフィニティクロス
ギアの耐久性を大幅に向上させるインフィニティークロス。
22ステラから採用されたシステムも、24ツインパワーにしっかり採用されています。
耐久性を求めるモデルとしては必須の項目。
ギアの耐久性を向上させ、長期にわたって初期のギアの状態を保つことができるので、長い間安心して使うことができます。
インフィニティドライブ
かつてはSWモデルに採用されていたインフィニティドライブ。
22ステラをはじめ、汎用モデルにも次々と採用されて、24ツインパワーにも取り入れられた。
メインシャフトの摺動を低摩擦化することで、高い負荷がかかってもスムーズに巻き取れてパワフルなファイトにも余裕で対応。
インフィニティループ
22ステラから復活した超蜜巻き機構のインフィニティループ。
キャスト時のライン放出の抵抗を低減させる効果があるため、飛距離アップに貢献してくれます。
一方で、この超蜜巻き機構はライントラブルが増えるといった声も一部から聞こえている諸刃の剣とも言える存在。
現時点ではステラ・ヴァンキッシュ・ツインパワーの様に上級機種のみに採用されているので、エキスパート向きの機能とも言えます。
ですが、要点さえ押さえればトラブル予防は十分できるので、メリットの方が大きいと言えます。
>>関連記事:【解決】シマノの超密巻き機構でライントラブルを予防する4つの方法
アンチツイストフィン
22ステラから作用されたラインのたるみを抑える機能がある全く新しい構造のアンチツイストフィン。
超蜜巻きの弱点をカバーする意味合いでも、ライントラブル軽減の強い味方。
デュラクロス
ドラグワッシャーの繊維を見直して、耐久性と滑らかな滑り出しを手に入れたデュラクロス。
大物をかけた際の長時間のファイトでも安心して挑めます。
24ツインパワーは全13種類のラインナップ
24ツインパワーの番手はC2000S〜C5000XGまでの全13種類をラインナップ。
番手の中で気になるのが、小型番手のラインナップが少ない印象があること。
1000番台や小型番手のハイギアモデルのC2000SHGが含まれていません。
その分、3〜4000番台のミドルクラスの番手が細かく設定されている印象です。
ツインパワーのキャラクター上で、ライトゲームよりもミドル〜パワーゲームに趣を置いたラインナップを図っているというところでしょうか。
発売後に番手が追加される可能性もありますので、これは発売後に注目したいところです。
【24ツインパワー 番手別スペック】
品番 | 自重 (g) |
最大ドラグ力 (kg) |
ギア比 | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ベアリング数 BB/ローラー |
C2000S | 175 | 3 | 5.1 | 69 | 9/1 |
C2500SXG | 180 | 3 | 6.3 | 87 | 9/1 |
2500S | 210 | 4 | 5.1 | 75 | 9/1 |
2500SHG | 210 | 4 | 5.8 | 86 | 9/1 |
C3000 | 215 | 9 | 5.1 | 75 | 9/1 |
C3000MHG | 215 | 9 | 5.8 | 86 | 9/1 |
C3000XG | 215 | 9 | 6.3 | 94 | 9/1 |
3000MHG | 235 | 9 | 5.8 | 84 | 9/1 |
4000M | 260 | 11 | 5.3 | 87 | 9/1 |
4000PG | 265 | 11 | 4.4 | 72 | 9/1 |
4000MHG | 260 | 11 | 5.7 | 93 | 9/1 |
4000XG | 260 | 11 | 6.2 | 101 | 9/1 |
C5000XG | 265 | 11 | 6.2 | 101 | 9/1 |
24ツインパワーの発売時期と値段
気になる24ツインパワーの発売時期ですが、2024年1月12日のシマノ新製品発表時点では未定となっています。
予想としてですが、他のモデルの傾向を見ても発表されてから3〜4ヶ月後になる春頃の販売が濃厚ではないかと思われます。
【追記】
C2000S、C2500SXG、2500S、2500SHG、C3000、C3000MHG、C3000XGは2024年3月発売予定!
4000M、4000PG、4000MHG、4000XGは2024年5月→4月へ前倒しに!
3000MHG、C5000XGは2024年5月発売予定!
そして24ツインパワーの値段は、実売価格は45,000円前後になります。
22ステラに迫る勢いの24ツインパワー、今から登場が楽しみですね。
24ツインパワーのお得な購入方法
発表されたばかりの24ツインパワーですが、ネットショップでは予約受付を開始しています。
楽天市場やAmazonをはじめとするネットショップであれば、値引きがきいている上にポイントバックや曜日別・期間限定でポイントアップも行っているので、賢くお得に購入できます。
24ツインパワーを検討されている方は、買い漏らさない様に予約しておきたいですね。
また、一つの事例ですが、過去には22ステラの発売発表直後にシマノも含めて釣具の値上げの話がいきなり出たことがありました。
近年は様々な事情で、釣具に限らず物価が上がっています。
一度値上げの話があると、その後に値下げの話はよっぽどのことがない限りは期待できません。
今が一番最安値ともいえかねないので、早いうちに予約しておくのが吉なのかもしれませんね。
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