【必見】23ストラディックをベアリング追加で回転性能UPさせる3つのポイント

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23ストラディックは中々イイけど、もう少し回転性能を上げられないかな…

シマノのスピニングリールミドルクラスで基本性能が高い23ストラディック

ですが上級機種と比べてコストダウンの意味合いも含め、回転性能に関わる部分にベアリングの代わりに樹脂製や金属製のブッシュを入れられている箇所があります。

ココをベアリングに変更するだけで、回転性能が向上してリールの使用感も変わり、上級機種のリールに近づけることができます。

分かってはいるけど、実際にドコをベアリングに換えればイイんだろ…

この記事では、オーバーホールまでの大規模な分解をしなくてもベアリング化して回転性能を向上させる3つのポイントを紹介します。

少しリールを分解できるスキルがあれば、誰でもできる方法です。

手を加えるところは次の3箇所です。

・ハンドルノブ
・スプール軸
・ローターナット

ベアリングを交換する手順も紹介していきますので、23ストラディックの回転性能を上げたい方は是非チェックしてみてください。

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  1. 23ストラディックの回転性能をUP(ベアリング化・ベアリング追加)させる3つのポイント
    1. ベアリング化・ベアリング追加するポイント
    2. 他のベアリング化できる候補部位
      1. ・ラインローラー
      2. ・ウォームシャフト
  2. 23ストラディックのベアリング化するポイントを解説
    1. 【ハンドルノブ】
      1. 1.ハンドルノブを外す
      2. 2.ハンドルノブブッシュを外す
      3. 3.代わりにベアリングを入れる
    2. 【スプール軸】
      1. 1.スプールブッシュを取り外す
      2. 2.代わりにベアリングを入れる
    3. 【ローターナット】
      1. 1.ローターナットを外す
      2. 2.ローターナット内のメインシャフトカラーを外す
      3. 3.代わりにベアリング+ローター受けカラーを入れる
      4. 4.追記項目:後日、ローターナットとパッキンを交換
  3. 23ストラディックのベアリング追加に掛かった金額
  4. 23ストラディックでベアリング追加の体感度
    1. ・ハンドルノブ → ⭐️⭐️☆☆☆(星2)
    2. ・スプール軸 → ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(星4)
    3. ・ローターナット部 → ⭐️⭐️⭐️☆☆(星3)
  5. まとめ:23ストラディックのベアリング化でカスタムさせる3つのポイント
  6. 【関連記事】
    1. 24ヴァンフォードのカスタムでベアリング化するには?追加の効果やポイントを解説
    2. 【実機レビュー】23ストラディックの使用感は?カスタムも有効なシマノ万能リール
    3. 【必見】23ストラディックがシマノの最新技術を搭載されて新登場!
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23ストラディックの回転性能をUP(ベアリング化・ベアリング追加)させる3つのポイント

ベアリング化・ベアリング追加するポイント

回転性能を向上させるには、回転部位にベアリングを採用するのは必須です。

23ストラディックは、回転部位に数箇所ベアリングの代わりに樹脂や金属製のブッシュが採用されています。

ブッシュからベアリングへ変更する箇所は次の通りです。

・No.109のハンドルノブブッシュをベアリングに変更
・No.15のスプール軸のブッシュをベアリングに変更
・No.23のローターナット部のメインシャフトカラーをベアリングに変更

 

他のベアリング化できる候補部位

他にも突き詰めれば交換可能な部位があるのですが、次の理由も踏まえて今回は見送りました。

・ラインローラー

No.39のラインローラーカラーがベアリング化できます。

元々ついているベアリングも合わせて2BB化が見込めるのですが、構造的に防水性能が低下するので、今回は見送り。

 

・ウォームシャフト

No.80のウォームシャフトブッシュがベアリング化できます。

ここをベアリングに変更するにはオーバーホール前提でボディ部を分解する必要があるので、今回は見送り。

フルベアリング化を考慮する際は、オーバーホールを行うタイミングが望ましいですね。

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23ストラディックのベアリング化するポイントを解説

【ハンドルノブ】

1.ハンドルノブを外す

作業しやすいように、まずはハンドルを外します。

 

ハンドルキャップを外して、中の固定ボルトを外します。

これでハンドルノブが外れます。

 

2.ハンドルノブブッシュを外す

ハンドルノブを取り付けるシャフトの根本に付けられているハンドルノブブッシュを外します。

白いのがハンドルノブブッシュです。

 

3.代わりにベアリングを入れる

取り外したハンドルノブブッシュの代わりに、同じサイズのベアリングを入れます。

ベアリングのサイズは4×7×2.5mmです。

 

ベアリングを装着したら、ココで一工夫。

取り付けたベアリングのシャフト根本部に撥水性のあるフッ素グリスを多めに盛っておきます。

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これは、シマノ純正の特殊撥水グリスの代用品です。

グラム当たりの単価が、特殊撥水グリスよりも安くて量が多いので、コスパがイイです。

使用感も、特殊撥水グリスとほとんど変わらない印象です。

撥水機能のあるグリスで防水性を高めておく狙いなので、どちらを使用しても構いません。

 

シマノ純正の特殊撥水グリスはこちらになります。

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この部分は僅かに空間ができていますので、雨水やキャスト時にスプールから霧状に噴霧された潮水、潮っ気を含んだ潮風が侵入してしまいます。

ここにフッ素グリスを盛ってパッキンの代用とし、ベアリングへの防水性・防錆性を高めておきます。

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【スプール軸】

1.スプールブッシュを取り外す

まずは交換する対象のスプールブッシュを外します。

外す道具として6角穴のレンチを用意してください。

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私は手持ちのマルチツールな精密ドライバーセットを使いました。

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穴径は0.9mmの物を用意してください。

 

メインシャフトに付いているスプール軸ベアリングガイドを取り外します。

これはメインシャフトにセットスクリューで抜けないように止められているので、用意した0.9mmの6角レンチで取り外してください。

 

2.代わりにベアリングを入れる

スプール軸ベアリングガイドを取り外したら、ココにセットされているスプールブッシュを取り外します。

ラチェットバネで外れないように止められているので、ラチェットバネを取り外します。

外す時に、どこかへ飛んでいって紛失しやすいので、外す際は注意してください。

 

スプールブッシュを取り外したら、同じサイズのベアリングを代わりに取り付けます。

ベアリングのサイズは7×11×3mmです。

 

ベアリングをセットしたら、外れないようにラチェットバネを取り付けます。

 

ベアリングを取り付けたスプール軸ベアリングガイドをメインシャフトに取り付ける際に注意点が一つ。

ラチェットバネの先端の突起形状は、ドラグ音出シラチェットの溝にハマるようにセットしてください。

 

後は逆の手順で元通りに組み付けるだけです。

何となくですが、取り付けた際にベアリング周りにフッ素グリスを塗っておきました。

塗るか塗らないかはお好みでOKです。

次に紹介するローターナット部のベアリング化を行いたい方は、スプール軸部を元に戻す前に行った方が作業効率としてもイイですね。

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【ローターナット】

1.ローターナットを外す

ローターを固定しているローターナットを取り外します。

分解する手順的にも、上記のスプール部のベアリングを交換している間に作業しておきたいですね。

まずは、ローターナット上面のカバーを取り外します。

二本のボルトで固定されていますので、取り外しましょう。

 

ボルトを外したら、カバーとオレンジ色のパッキンを取り外します。

ローターナットが見えますので、これを取り外します。

 

2.ローターナット内のメインシャフトカラーを外す

取り外したローターナットから、ベアリングと入れ替えるメインシャフトカラーを取り外します。

 

ローターナット上に乗っかっている銀色の座金を外して、中のメインシャフトカラーを取り出します。

 

3.代わりにベアリング+ローター受けカラーを入れる

メインシャフトカラーの代わりに、同じサイズのベアリングを入れます。

ベアリングのサイズは5×8×2.5mmです。

また、ベアリング単体だけではサイズが合いません。

ベアリングの中にローター受けカラーを組み込む必要があります。

これは22ステラのNo.25のローター受けカラーとNo.206の座金を流用します。

 

ローター受けカラーも座金も、Amazon等のネットショップでは中々見かけないので、釣具屋さんで注文してください。

 

 

ロータナットへは、座金→ベアリング+ローター受けカラー→銀色の座金の順に組み込みませます。

追加した座金に関しては、リールの個体差に合わせて追加しない方がいい場合もありますので、組み込んで動作を確認しながら決めた方がいいと思います。

 

あとは逆の手順でローターにローターナットを取り付けて完了です。

 

全ての工程が終わったら、スプールもハンドルも取り付けてベアリング化は完了です。

 

4.追記項目:後日、ローターナットとパッキンを交換

その後、この状態で暫くしようしていたのですが、時々巻き心地に違和感の様な感触を覚えました。

今回のベアリング追加の件で巻き心地に影響が及ぼしそうな要因を考えていましたが、ローターナット部の交換が影響していそうな恐れが考えられました。

標準でローターナットの中に入っていたカラーのサイズが、追加したベアリングとほんの僅かに厚みが違う様でした。

そこで、ローターナット自身とパッキンも交換する事にしました。

22ステラのNo.23のローターベアリングシールとNo.26のローターナットを追加で交換です。

ローターナットだけで済むかと思いきや、パッキンになるローターベアリングシールのサイズと形状まで23ストラディックのものとは違っていましたので、意外と互換性がない事に驚いてます。

 

結局のところ、ローターナット部のベアリング化をする為には一式まるまる交換という形になりました。

この仕様で今の所問題は出ていませんが、引き続き様子を見ていこうと思います。

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23ストラディックのベアリング追加に掛かった金額

今回の部位をベアリング化するにあたって、実際に掛かった金額です。

私はベアリングのストックがあったため、実際の部品の準備はローター受けカラーと座金のみでした。

最終的に、ローターナットとローターナットシールを追加しました。
手持ちにベアリングがあった為、私は約1,900円程の出費になりました。
ベアリングも準備する方は、実質2,800円前後の出費になると思います。

ハンドルノブ・スプール軸・ローターナット部のベアリング化に必要な部品と金額

・ローター受けカラー → 440円/個(税込)

・座金 → 165円/個(税込)

・ローターナットシール → 385円/個(税込)

・ローターナット → 935円/個(税込)

・各種ベアリング → 平均約300円/個

 

23ストラディックでベアリング追加の体感度

今回の3点をベアリング化したことによる体感度です。

私個人的な体感度になりますが、星5段階で評価してみました。

 

・ハンドルノブ → ⭐️⭐️☆☆☆(星2)

元々1個ベアリングが入っていたので、回転性能はソコソコでした。

ベアリングが2個になったことで回転少し良くなりましたが、劇的と言うほどではなかったです。

 

・スプール軸 → ⭐️⭐️⭐️⭐️☆(星4)

これは、手でラインを引き出す際に体感しやすのですが、明らかにスプールの滑り出しが向上しました。

体感度は大きかったですが、ドラグを出されるほどのターゲットを相手にしないと恩恵が感じられ難いです。

追記:スプール軸をベアリング化してから、エギングで親イカ狙いや合間にジグで青物をかけた際に、思いっきりドラグを使ってやり取りする機会がありました。

滑り出しの滑らかさが向上しているのが体感できて、非常に気持ち良い滑り出しになっていました。

体感度は星3→星4へ昇格です。

 

・ローターナット部 → ⭐️⭐️⭐️☆☆(星3)

ローターナット部をベアリング化することで、巻きの初動が軽減されることを期待してましたが、結果としては期待ほどではなかったです。

ですが、巻き続けている際のローターの回転フィールは向上しているのが体感できました。

これはリトリーブで巻き続ける釣りを展開する際に恩恵を感じ易いと思います。

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まとめ:23ストラディックのベアリング化でカスタムさせる3つのポイント

23ストラディックを分解前の写真

今回は比較的簡単にベアリング化できるポイントとして3点紹介しました。

・ハンドルノブ
・スプール軸
・ローターナット

フルベアリング化もできますが、手間メンテナンス性も考慮すると、この3点がバランスが良いかと思います。

この3点をベアリング化するだけでも使用感も向上して、23ストラディックをより快適に使用できるようになります。

この3点の内で一部だけのベアリング化でも性能UPは体感できると思いますので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

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